ブログを収益化するため、GoogleAdSense(以下AdSense)を導入してしたいと考えていらっしゃる方も多いかと思います。
AdSenseを導入するにはGoogleの審査に合格する必要があり、これが収益化に向けた最初の関門といえるでしょう。
合格するためにはいくつかの条件がありますが、筆者がブログを始めた2019年頃には、「独自ドメインの取得」が、ほぼ必須事項のように書かれた記事も多かったと記憶しています。
しかし、近年無料の「はてなブログ」のドメインでも審査に通ったという記事も見かけるようになりました。
独自ドメインの取得は、1件あたりはそれほど高額ではないものの、新規のブログサイトを開設するたびに取得していくと、かなり費用もかさむものです。
きっちりと収益を上げて、ブログで生活していこう!というのであればともかく、趣味で続けるブログにそこまで費用はかけたくないけど、はてなブログProのプラン代くらいは稼ぎたい!そういった向きのブロガー(筆者もそのひとり)には、独自ドメインを取得しなくてもAdSenseに合格できるというのは吉報です。
そこで「本当のところ、どうなんだろう」と、はてなブログProで運営しつつ、独自ドメインは取得していない当ブログで、ダメ元でAdSenseに申請してみました。
その結果…
無事に合格することができました。
ほんとに合格できるんだ~。というのが率直な感想。
今回は独自ドメインの取得しないでGoogleAdSense導入をご検討してらっしゃる方に参考にしていただけるよう、申請時のブログ状況や申請前に行ったことなどをご紹介します。
申請時のブログの状況
申請を行ったときのブログの状況からご紹介しましょう。
■ブログ開設から申請までの期間:約1か月
■記事数:10本
■記事の内容
・グルメ関連:6件
・ブログ運営のノウハウ関連:2件
・大河ドラマ関連:1件
・観光関連:1件
・各記事の文字数:1200~6000
■申請時の日々のアクセス数:1~5
■アフィリエイト広告あり
記事数
週に2~3記事をアップして10件たまったところで申請しました。
ウェブ上には数件で合格したというような記事もありましたが、多くのAdSense合格記事では10件前後は必要という記載が多く見られたので、ここは素直に従いました。
記事の内容
記事の内容は、内容を絞り込む「特化ブログ」の方が合格しやすいという記事をウェブ上では見かけますが、もともとメインに運営してきた地域・歴史関連ブログと内容が合わない諸々の記事を載せるブログにしたかったので、カテゴリのばらけた雑記ブログになっています。
文字数は、すべて1200文字以上の記事でした。
アクセス数
申請時はブログ開設から1か月しかたっていないこともあって、サーチエンジン(主にGoogle)からの流入がほとんどなく、申請時の日々のアクセスは1~5件程度でした。
申請後、1週間ほどたってからGoogleからの流入が増え、現在は日々10~30ほど。
特別多いアクセス数ではないと思います。(むしろ公開するのが恥ずかしいほど少ない:苦笑)
アクセス数と合格の関連性を示唆するウェブ上の記事もありますが、肌感覚ではあまり関係ないのではという印象です。
アフィリエイト広告
ウェブ上のAdSense合格記事を見ていると、アフィリエイト広告は外した方がよいという記事をよく見かけます。
筆者はAdSenseの他、楽天アフィリエイトや A8.net も導入しており、下記の記事などいくつかの記事で、実際にアフィリエイト広告を掲示していました。
今回審査に合格しましたので、アフィリエイト広告の「有無」は審査合格の直接の原因にはならないようです。
お酒や成人向けの内容など、広告の内容であったり、アフィリエイトだけで構成されている記事など、あくまで広告の内容や扱い方が審査の合否に関係しているのではと考えられます。
申請前にやったこと
プライバシーポリシーと問い合わせフォームの作成
AdSense合格のためにはプライバシーポリシーの作成と問い合わせ先の明示が必要ですので、「固定ページ」でともに作成しました。
プライバシーポリシーは、ウェブ上にテンプレートなどもありますので、適切なものを選んで、活用しました。
問い合わせ先については、メールアドレスの公開を避けたかったので、GoogleFormsを利用してフォームを作成しました。
※下記のサイトなど参考になるかと思います。
GoogleSearchiConsoleの導入
下記のサイトを参考にGoogleSearchiConsoleを導入しました。
AdSenseのサイトに対する評価云々より、Googleからの流入を得るのに必要なので実施したというのがホントのところです。
AdSense合格に必須としている情報も多いので、これは確実にやっておいた方がよいでしょう。
はてなブックマークへの登録
記事を公開するとき、はてなブックマークへの登録を行っていました。
SEOの対策ということもありますが、価値のあるサイトであるとする評価指標の一つに、「他のサイトからリンクされているか」というものがあります。
はてなブックマークも有効なリンク先になりますので、迷わず登録しておきましょう。
申請後にやったこと
申請後も、週1回以上のペースで新規記事のアップなど、ブログの更新は引き続き行っていました。
しかし申請後、2週間が経っても「準備を進めています」という状態のまま、合格の通知がなかなか来ません。
最大2週間ほどかかりますというコメントもあったので、下記の状況確認フォームから状況の問い合わせを行いました。
問い合わせがどうなったのか特にレスポンスはなかったのですが、問い合わせから2日後に「おめでとうございます!お客様のサイト「youyu-yamato.hatenablog.jp」で AdSense 広告を掲載する準備が整いました。」との通知が!
無事、AdSenseに合格することができましたー。
まとめ
結論としては下記のようになるかと思います。
・独自ドメインなしでも、はてなブログでAdsenseの審査に合格できる
・合格するためにたくさんの記事は必要ない(10本程度でOK)
・特定のテーマに絞った特化ブログである必要はない(雑記ブログでもOK)
・一日当たりのアクセス数は審査の合否に影響はない
・アフィリエイト広告の有無は合否に影響はない
基本的にAdSenseのポリシーに反しない内容の記事とセキュリティポリシーや問い合わせ先など、審査に必要な最低限の対応を行っていれば合格するようです。
AdSenseの審査基準については以前より難しくなったとも聞きますが、筆者が初めて申請した2019年頃と比べて、肌感覚ではそれほど難易度は上がってない、むしろ独自ドメインなしでも審査が通るなど、経済的なハードルは下がっているように感じました。